第二の人生は

連休のある一日、私は山梨の山奥で、自力でログハウスを建て、山林管理の仕事を請け負い、間伐材の伐採や炭焼きを生業としている方を訪ねた。一緒に静かな山村を歩き、山菜を摘み、タケノコを掘り、村人の家に立ち寄り、村の温泉に入り、夜は飲みながらとわず語りに色々な話をした。

はっきり言って、輝いて見えた。現役時代のバリバリ働いている姿を知っているだけに、過去を全く断ち切って、第二の人生を生きている姿に深く感動した。

自分にもこんな生活が出来るかもしれない、そう思うと元気が出た。

ただ、忠告されたのは、60歳を過ぎてから始めようとしても出来なかっただろう、何か始めるなら50代に、と言われたことだ。

少しずつ、これからの人生を考えておこうと思う。