2010-01-01から1年間の記事一覧

夜更かし

同窓会も兼ねた忘年会で、懐かしい顔ぶれの人たちと美味しい酒を飲んだ昨夜。12時頃、自宅に帰りつくと降るような星空。そうだ、今日はふたご座流星群が極大の日。新聞を読んだり、入浴したりした後、午前2時ごろから自宅ベランダに出て星空を眺めた。何…

ダイエット足踏み中

9月から始めたダイエットの結果、3か月経って3キロ減!1か月1キロずつ、順調に、と言いたいところだが、1か月前に3キロ減を達成した後、この1か月は一進一退。足踏み状態に陥った。週に3回くらい、朝はジュースだけにしていたのだが、どうもそれだ…

お気に入りの場所で

今、鎌倉は紅葉が真っ盛り。このところ、週末は天気がいいので、持ち帰り仕事をほったらかして、つい自宅からふらふらと散歩に出てしまう。 先週末は、源氏山公園から佐助稲荷神社まで短いハイキング。 そして、今日は浄光妙寺へ。 鎌倉駅の北に広がるこの界…

20年

先月の勤労感謝の日に前後して、職場で永年勤続表彰を受けた。 同じところに長く勤め続けることは果たして良いことなのか(他所で仕事できないだけ?)と言う気もするが、なんせ明治創業の古い会社なので・・・ それにしても20年かあ。言われて初めて気づく…

つながり

先週末、仕事で、といっても一聴衆として参加したシンポジウム。 シンポジストの1人として、宇宙飛行士の毛利衛さんが参加しておられた。 シンポジウムの最初は毛利さんの短い基調講演。これまで何回も毛利さんの講演は聞いたのだけれど、今回は特に印象に…

ヤルタもろもろ

写真上は、「ツバメの巣」。 百年ほど前にドイツの富豪が建てた屋敷。ヤルタ名物でガイドブックには必ず登場するが、我がガイドさんは、「遠くからみるだけで十分」ということで。中は高級イタリアレストランらしい。それにしても、こんなところに建物を建て…

セバストーポリ

ヤルタから車で二時間。セバストーポリはソ連時代からの重要な軍港。クリミア戦争の戦地をジオラマでリアルに経験できる博物館などいろいろ施設も訪問したが、一番印象に残ったのは、ソ連時代の潜水艦秘密工場。 ナチスドイツが必死に探しまわったが、見つけ…

アイ・ペトリ山

リバディア宮殿を見た後、ちょっと天気が下り坂に。 どこに行こうか、とガイドさんと話した時、勧められたのが「アイペトリ山」に登ること。 「ロープウェーで頂上に登ると、景色がとてもいいのよ、それに頂上でタタール料理のお昼ご飯なんてどう?」 いいな…

リバディア宮殿

バフチサライのハーンの宮殿から車で十分。絶壁にへばりつくように建っているウスペンスキー寺院は、これまた神聖な雰囲気たっぷりな場所だったが、ちょうどミサの真っ最中で多くの信者さんが出入りしていて、静かに寺院を見学することはできないった。もち…

バフチサライ

今年5月のある日の午後。 モスクワ発のアエロフロート航空で降り立ったウクライナ、クリミア半島のシンフェローポリ空港は快晴だった。 モスクワで手配していたタクシー運転手と落ち合い、ヤルタに向かう。 これがモスクワ駐在中、たぶん最後の旅行になるだ…

Remember me

実は、以前書いていたフランスの旅行記の続きなのだが、恥ずかしくて一度書いて消去してしまった。最近、思うことがあり、もう一度書いてみよう、と思った次第。 ロカマドールを発つとき、今日の目的地であるルルドにどうやって行こうか、と考えた。 600…

序の舞

先週金曜日の夜、仕事を早めに切り上げ、タクシーで夜間開館中の東京近代美術館に駆けつけた。 上村梅園展。 実は、美術好きの私は西洋画派で、日本画はあまり見ないのだが、何故か、この展覧会は、見たいな、と思い続けてきた。 京都の女流画家として、明治…

不思議な展覧会「つながる心」

会社の先輩だったSさんが、亡くなる直前まで執念を燃やしていた、奥さま美奈子さんの遺作展に行ってきた。 パステルで画かれた絵の数々、楽しげな動物。 特に、この「ハピネス」という絵が気にいったので聞いてみると、 http://blogs.yahoo.co.jp/soel917/f…

通勤電車で座らないこと

通勤電車で座らないことってこんなにいいとは思わなかったな。 毎日往復2時間立ってるのは疲れる、と思い込んでいたけど、違っていたんだな。思いがけず、前に座っている人が席を立った時は、昔は「ラッキー」と思ったが、今は座りたい誘惑を振り払うのに必…

残夢整理−昭和の青春 多田富雄著

これが通勤途上で読み切った本第1号だが、あまりに印象深く、涙なしに読めない部分が多くて困った。免疫学の泰斗による、生涯での忘れえぬ6件の出会いが芳醇な文章で紹介されている。どれも印象に残るすばらしい話だった。特に印象に残ったのは、恩師岡林…

一念発起

2週間前から一念発起した。小さなことだが、自分の健康と将来のために。1.電車で座らない モスクワに赴任するまでは、終電帰りが当たり前の職場だったので、鎌倉から東京まで片道1時間の通勤通勤は、貴重な睡眠時間として、これまでは 必ず座れる電車に…

浦上天主堂写真展

もう一週間以上前だが、23日の祝日、銀座の画廊で開かれていた浦上天主堂の写真展に行ってきた。長崎の原爆投下の爆心地に近く爆風で大破し、ミサの準備中だった司祭ら三十数人が即死した。掲示されているのは、被爆直後から解体される1958年までの浦…

三人展「つながる心」

入社したばかりの頃、S先輩には随分しごかれ、随分お世話になった。いろいろ分からない事を教えてもらった。よく飲んだ。納得行かない事があると食ってかかる私をおおらかに受け止めてくれた。 それから10年以上たった3年前のある日。長くSさんは悪性の…

北海道馬旅キャンプ

3年前の日記に書いた北海道馬旅キャンプ。 http://d.hatena.ne.jp/yula355/20071201 ずっと息子に参加させたいと思っていたが、やっと今年の夏、念願かなった。十勝の牧場で1週間。牧場で自分の馬を捕まえるところから始めて、乗馬練習、馬の世話、馬小屋…

山中湖畔で

定宿にしている山中湖のペンションに1人で出かけた。またしても妻子のブーイングを振り切って。 よく晴れた、星が綺麗な夜だったので、宿泊者で庭に出て、望遠鏡で星を眺めた。 この年になって、どの星が「ひこぼし」と「織姫」なのか、初めて教えてもらっ…

帰国して1カ月

モスクワも記録的な猛暑だったが、日本の夏がこれほど強烈だったとは。 寝室にエアコンがない我が家は、窓を全開にして寝ても明け方目が覚めてしまう。全身汗ぐっしょりで、パジャマを変えねばならない毎日。 部屋はいまだに、段ボールが我が者顔で居座った…

しばしの別れ

帰宅してエレベーターホールの前のアパートの管理人のおばさんに「ドーブルイ・ベーチェル(今晩は)」と挨拶すると、「帰っちゃうのかい?」と聞かれた。 「もう帰って来ないの?」 「うん。」 「本当に?」 何回も私に確認した後、 「オーチン・ジャーリ(悲…

モスクワ23時

23時。 まだ外では遊んでいる子どもの声が聞こえるが、30分前に暮れた太陽の残照は、ゆっくりと、でも確実に消えていこうとしている。 とは言ってもこの季節、もう少し北のサンクトペテルブルクでは白夜。モスクワでも夜通し北の空がうっすらと明るく、…

トルストイの生家へ

日曜日を利用して、トルストイの生家のある、ヤースナヤ・ポリャーナを訪れた。 モスクワから南に下ること3時間。快適な高速道路を飛ばして順調に到着。 カッサで入場券を買い、中に入ると、美しい白樺林と抜けるような青空。 400ヘクタールを越える広大…

ロシアの肝っ玉おばさん

今週のある日、オフィスで仕事していると、いつものように外で路面電車のベルがじゃんじゃん鳴りだした。 また、車と電車が喧嘩しているのか、と思って窓の外を見ると、側道から大通りに出ようとする電車が大渋滞に阻まれて身動きできない状態になっていた。…

オロロン・サンマリー

ルルド2日目、午前中に水を汲んだり博物館に行ったりした私は、午後、ルルド近郊に出かけることにした。 どこがいいか、と思って思いついたのがポー。 車を宿において列車に乗り、ポーへ。 ポー駅に着き、さあ街に出よう、と思ったとき、ホームの片隅に古ぼ…

ルルド-蝋燭の行進

ルルド2日目。雨が降りしきる中、午前中、ルルド市内を徒歩で回る。 城壁、聖ベルナデット博物館、ベルナデット一家が暮らしていたカショーと呼ばれるかつての牢獄。 回っていくうちに、聖ベルナデットの生涯に興味を覚え、英語の伝記を買った。 ともあれ、…

土砂降りのルルドにて

ロカマドールから、ともに「フランスの美しい村」に指定されているルプレサック、サンシル・ラポピーを回り、美しい景色を堪能し、高速道路をひたすら南下した。ところが、トゥールーズを抜けてルルドの近くまで来ると、土砂降りの雨。時々ヒョウまで交る最…

ロカマドールの夜

コンクから岩壁の修道院、ロカマドールに向かう。谷あいの小さな村、ロカマドールは修道院のふもとのお土産ものの店が並ぶ通り一本だけの鄙びた小さな村だったが、訪れた日が悪かった。 日曜日。 おそらく欧州全土から、観光客たちが集まって大賑わい。中に…

コンクにて

サンティアゴ・デ・コンポステーラに到る巡礼路、「ルピュイの道」の途上にあり、サン・フォア教会をいただく山間の巡礼の村、コンク。 それにしても、11世紀建造の、この教会は美しい。 この教会の見どころは正面のタンパン。千年近く経ているがほとんど…