2009-01-01から1年間の記事一覧

モスクワ郊外への社員旅行

先週末は社員研修も兼ねた社員旅行だった。モスクワ郊外の大企業の保養所を借りて一泊二日。 ロシア企業の伝統を踏襲し、多くの社員が家族ぐるみで参加。バス二台を仕立て、雪の中を出発。 母親が不在の我が家も当然、息子との参加になった。 息子の学校の関…

厳寒モスクワ

今15日23時のモスクワは一段と寒いマイナス24℃。 帰宅しようと会社から外に出たとたん、鼻の中が凍りつく。変な話だが、鼻毛が凍るので痒い。 会社から徒歩5分の駅までが限りなく遠く感じられる。駆け込むように駅舎に入るととたんに眼鏡が曇り、眼鏡…

マイナス23℃

先日の日記で暖冬のモスクワを嘆いたばかりだが、今15日午前2時のモスクワはマイナス23℃。本格的な冬の到来だ。 昨夜、あまりに寒いので車で帰宅しようとタクシーを呼んだが、大渋滞、信号が20分も変わらず、ブーイングのクラクションの洪水の中、い…

スーザン・ボイルの歌声に魅せられる

英字新聞を読んでいたら、スーザン・ボイル(Susan Boyle)なる英国の新人歌手の 『 I Dreamed a Dream(夢破れて)』 が、発売第1週に41万枚以上を売り上げて英国ヒットチャートの1位に駆け上がり、デビューアルバムの最速セールス記録を塗り替えた、との記…

オバマ大統領の演説批判への違和感

オバマ大統領ノーベル平和賞授賞式での演説で、武力行使を肯定し、戦争にも「良い戦争」があるとの趣旨の演説を行い、日本の被爆地の関係者に波紋を広げている旨の報道がされている。 演説の原文を見なければわからないが、そんな切り口で報道されることには…

ドラマ「外事警察」にハマる

モスクワでも毎週土曜日に放送されているNHKの「外事警察」にハマっている。こんなに面白いサスペンスドラマは久しぶりだ。ドラマのような派手さはないにしても、実際の公安警察の活動にも、捜査機密費で運営される「協力者」がいて、盗聴、尾行、潜入等…

父子ふたりで

妻が所用で明日から10日ほど帰国する。その間、息子と二人暮らし。私が仕事でどうしても遅くなりそうな時だけ、ご近所の日本人のお宅に預かっていただくが、私ができるだけ早く帰宅して夕食を作ろうと思うし、朝は2人で早起きしてお弁当づくりが待ってい…

スェーデン大使館

仕事上のことで、モスクワのスエーデン大使館のレセプションに呼んでいただいた。 モスクワその他でいろいろな大使館にお邪魔したが、モスクワ大学の近くの丘陵地帯にあるこの大使館の前に降りたつと、ゲートから正面玄関に向かう広々とした庭が見えた。 中…

突然の大雪

冬らしくない、と日記に書いたとたん、今日はドカ雪。 東京からの来客を、大雪の中も地下鉄を乗り継いで自宅に案内した。途中、信号が故障して、大雪の中で長い信号待ちを強いられた大勢の通行人が、しびれを切らして車がびゅんびゅん飛ばす大通りを大挙して…

 モスクワの異常な冬

最近のモスクワ在住者のもっぱらの話題は、「暖冬」。 私にとっても5回目の冬だが、こんな暖かい冬は初めて。 11月半ばにうっすら降雪し、大方の車はこれでスパイクタイヤに履き換えたが、それ以降はほとんど氷点下を記録しないまま、12月になった。 先…

ナイトクラブ火災

先週金曜日に引き続き、またもロシアで起こった惨劇ロシアのナイトクラブ爆発で死者が100人を超えたという。ロシアのテレビはずっと臨時ニースモードで惨劇を伝えていた。ナイトクラブにいた人が撮った映像だろうか、大きな風車の羽根に花火が取り付けられて…

ネフスキー・エクスプレス

金曜日に起きた、ロシアの超特急、ネフスキー・エクスプレス号の脱線、転覆事故はテロが原因らしい。大変にショックだ。 ネフスキーエクスプレスは、サンクトペテルブルクまで四時間半。モスクワ発とサンクトペテルブルク発がどちらも夕方で、仕事や観光を終…

 モスクワにいる、ということ

夕方四時半。東京に電話すると、「打ち合わせ中です」と言われたので、終わったら電話ください、と言って電話を切った。日本時間は午後10時半のはず。東京は大変だな、と思いながら電話を待つがいっこうにかかってこない。そのまま夜9時ごろに退社。どう…

ウクライナ・民族建築、生活博物館

ぺチョーラ修道院を出て路線バスでホテルに向かう。1人30円くらいで大変に安い。 美術館のカフェで一服し、市内散歩。古い寺院がそこかしこにあり、ドニエプル川の眺めを見ながら歩く。 アンドレイ寺院脇のアンドレイ坂は、両側に土産物屋が並び冷やかして…

ぺチョーラ修道院

キエフ駅2階のとてつもなくでかいレストランで朝食を取る。インフルエンザが大流行しているせいで、店の人は皆マスクをしている。 食後、駅前でタクシーを物色しようと歩いて行くと、駅を出る前に「タクシー」と声がかかった。 交渉成立。まずホテル、そし…

キエフ行き001列車

先週金曜日のモスクワはこの冬初めての本格的な雪だった。町には除雪車が繰り出し、スパイクタイヤの音がこだまする。 仕事を終えて帰宅。夜10時過ぎ、タクシーでキエフ駅に。雪は少し小やみになっていた。 23時23分発。ウクライナ・キエフ行き001…

何という屈辱感。でも・・・

仕事を終え、地下鉄の駅前のスーパーで買い物。 果物や飲み物、パン、魚・・・ 珍しくモヤシがたくさんあったので思わず買いだめしてしまう。 モスクワでは買い物袋は有料なので、最小限にと思い、小さな買い物袋を選んだ。 それが失敗のもと・・・・ レジが…

出雲にて

ロシアの先生方は帰国の途に就いたが、私は引き続き残された会議や打ち合わせをこなす。 疲労がピークに達し、効率が上がらないなか、何とか全ての予定をこなした。 そして、週末も含めて3日、残された日々が休日となった。 となると、こういう機会でもなけ…

 ロシアの先生たちとの東京の夜

10月中旬、ロシアの先生たちを引率して10日ほど日本に滞在した。私が引率したロシア人の先生方。ほぼ全員が教授かつ研究所長、伝統と権威の殿堂、ロシア科学アカデミー会員が半数というすごい先生たちだった。 すべての公式日程が終わった東京の夜、半分…

蒼い湖面を航く

バイカル湖をフィールドにしている研究所を訪問し、打ち合わせること2時間、今後の協力の強化を誓い合って席を立とうとしたら、研究所長が、「船に乗って行かないか」という。 聞けばこの研究所のバイカル湖の調査船の船が夕方、調査のために出航するらしい…

バイカル湖との再会

私たちの会議も無事終わり、ホテルに戻る道は、前日と打って変わって素晴らしい快晴だった。 時間があったので博物館に立ち寄り、4月に来た時に出会ったバイカルアザラシ君に再会する。お腹を上にして泳いでみたり、水槽中に置かれている鉄の輪をくぐる芸当…

バイカル湖畔の村

イルクーツク空港から、1時間、バイカル湖のほとりに建つリストピャンカ村のホテルにチェックインする。朝7時。モスクワ時間は午前2時で、そのせいかとても眠い。 部屋で2時間ほどまどろみ、起きだして明日からの会議の資料の下読みや自分の発言メモをタ…

モスクワ空港ドタバタ・ハラハラ

土曜日の夕方、国内出張のためにタクシーを呼び、シェレメチボ第一空港に向かった。車に揺られているうちにほどなく眠くなり・・・ふっと気がつくと車が止まっている。 もう空港に着いたのか、と思って目をこすると大渋滞・・・土曜日の夕方、しかも郊外方面…

ボスニア・ヘルツェゴビナにて

ドブロブニクでレンタカーを借り、ボスニアヘルツェゴビナのモスタルに行くことにした。ドブロブニクから約120キロ。 国道8号を北上し、いったんボスニアヘルツェゴビナ領の町、ネウムに入り、20分ほど走ると再びクロアチア領に入る。さらに海岸線の道…

モンテネグロで偶然「死の島」に会う

ドブロブニクはクロアチアの東端にあり、そのまま東に一時間ほど走るとモンテネグロに入る。 ドブロブニクからバスで2時間ほど走ったところにある世界遺産の町、コトルを、ミニバスでの日帰りツアーで訪ねた。 コトルで待っていたのは若い女性ガイドだった…

ロクルム島にて

ドブロブニクの旧港から船に乗り、魚が足元でひらひら泳いでいるのを見ながら航走ること15分で、無人島、ロクルム島に着く。 小さな桟橋に降り立ち、糸杉の木立の中を5分ほど歩くと、アドリア海の外海に面した海岸に着く。ドブロブニクの喧噪とは異なり、…

ウィーンからクロアチアへ

モスクワのシェレメチボ空港を早朝に旅立ち、アエロフロート便でウィーンへ。 ホテルにチェックインしてすぐに、ウィーン美術史美術館に向かう。 ブリューゲルの「バベルの塔」、「ベツレヘムの嬰児殺し」 初めて見るナマのフェルメール「絵画芸術」など。 …

 24年前のあの日

2週間前の12日、日本のテレビニュースを見てある感慨にふけった。520人が亡くなった日航機墜落事故から24年。大学二年だった私は、船員としてアルバイトしていた瀬戸内海の関西汽船のフェリーで大阪港での出港準備中だった。船室のテレビニュースで…

祈りの廊下・・ベラルーシの小児病棟

話は前後するが、7月にベラルーシに出張した。ホテルから車に揺られること一時間、目指すこども病院はミンスクの郊外にあった。 大きな近代的なビルだった。 病院長や医師たちとの打ち合わせが終わり、病棟を見学した。 小児白血病の子どもたちが治療を受け…

コストロマにて

モスクワははや秋の気配。朝夕は10℃近くまで冷え込んできた。本格的に寒くなる前に、黄金の環に行っておきたい、と考え、夜行列車の切符をほとんど衝動買いし、金曜の夜出発、日曜日の朝モスクワ帰りという強行日程で、モスクワから500キロほど東の、ロ…