2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

仕事が楽しい

このところ仕事が楽しくて仕方がない。 もちろんうまくいっているからであるが。 今取り組んでいるのは、コーカサスのある国の立派な研究成果を挙げている研究者を日本に送り込み、日本とのコラボレーションのきっかけを作ること。 いつもそうだ。いろいろ情…

今日は「男性の日」

2月23日火曜日は「祖国防衛の日」の祝日。 カレンダーをしげしげ眺めて、ロシア政府のエライ人は考えた。 22日も休みにしちゃえば4連休。 でも休日が増えてその埋め合わせが必要、そうか、27日の土曜日をワーキングデイにすればいいのだ・・・・ と…

今日は誕生日

ロシアでは、誕生日を迎えた本人が、ケーキや飲み物を用意し、「今日は私の誕生日だから祝ってね」と同僚たちを招待するのが普通。 日本のように、「誰も祝ってくれない・・・」と1人でいじける必要はないので、それなりに良い習慣と思っている。 私の生ま…

冷戦とは滑稽なり・・・モスクワ地下要塞見学

氷点下20℃近くの凍えそうな先日の日曜日。息子とモスクワの「冷戦博物館」を見学した。 日本人対象のオプショナルツアー。定刻なのに何人かが遅れてきて入れない。みんな凍えそうになりながらゲートの前で待つ。 地下鉄環状線タガンスカヤ駅から徒歩10分、何…

静かな平日

いつもは午前中にバンバン舞い込む東京からのメールや電話。今日は音沙汰なし。変だな、と考えて思い出した。今日は祝日だ。こんなときに、とばかり、溜まった書類に一気に目を通そうとするが、いかんせん英語の書類はすぐに疲れてしまい、なかなか集中力が…

モスクワの日常へ

やっと旅日記の整理が終わってやれやれ。もう旅から帰ってはや1か月が過ぎている。この間のモスクワは厳冬。ほとんど毎朝、氷点下10度を切る毎日で、何回か道路で滑って危険な目に会ったので、朝はタクシー通勤にした。まあ年中乗っているわけじゃないし…

シエナで考えたこと

ポンペイからローマに。あわただしいローマ観光で旅は終わった。 旅の間常に持ち歩き、そのとき感じたことを書き留めたメモ帳を見直すと、シエナのことを書こうと思い立った。 城壁に囲まれた、中世そのままの街、シエナ。特に、カンポ広場に面した市立美術…

古代の叫びと祈り・・・ポンペイ

「気をつけて帰るのよ」 アマルフィ滞在中、ホテルで何くれと世話を焼いてくれたリリアおばさんに握手でさよならを告げる。毎朝食堂で聞いていた「チァオ!」というおばさんの優しい声が聞けなくなるかと思うと寂しい。 くねくねと曲がる海岸沿いの道を走り…

天空の庭園・・・ラベッロ

アマルフィのバス停から少し小さなバスに乗り、アマルフィの北、山の上(崖の上)の村ラベッロに向かう。 目も眩むような断崖絶壁の道、すれ違いの度にひやひやしながらバスに揺られること30分、ラベッロに到着した。 ここの二つの庭園、ヴィラ・ルーフォロ…

アマルフィ

ウフィツィで見たダヴィンチなどにも触れたいが先を急ごう。 雨の中、レンタカーでフィレンツェを出発し、シエナに向かう。町ごと中世そのまんまというシエナで、モスクワ以外では初めてとなる海外での大晦日と新年。カンポ広場でのカウントダウン、そして打…

ボッティチェリ

フィレンツェのウフィツィ美術館の所蔵の代表作と言えば、いろいろあるが、まずはボッティチェリだろう。このビーナス誕生、春(フリマペーラ)はあまりにも有名だ。 モスクワから予約して行ったので長蛇の列に並ばずに入場できた。 特に、「春」は、繊細な植…

立ち昇る静謐

数ある「受胎告知」の中でも、フィレンツェ・サンマルコ美術館の、フラ・アンジェリコの筆による「受胎告知」ほど、是非見たい、と強く思っていた絵はない。 ブリュージュから、ブラッセル、そして飛行機でローマ、レオナルドダビンチ空港から鉄道を乗り継い…