2018-01-01から1年間の記事一覧

「お前はサラリーマンだろ」

10月28日の「下町ロケット」を見ていて、このセリフにしびれた。心臓発作の手術に付き合うため、経理部長としての大事な仕事を部下に任せて手術に付き合おうとした息子に対して、父が投げかけた言葉だ。「お前はサラリーマンだろ。大事な仕事があるんだろ。…

メルボルンにて

仕事でインドネシア、シンガポールとまわり、メルボルンに来た。 27年ぶりのオーストラリア。メルボルンは初めてだ。町を歩いている人たちの半分以上はアジア系だろうか。住みやすそうな街だな、と思う。少し時間があったので、トラムに乗ってみた。春の景色…

半分、青い

テレビのことをここに書くのは初めてではないか。 途中から見だしたNHKの朝の連ドラ。3か月くらいしか見ていないが、特に亡くなった人の描き方の温かさが良かった。 最終週は、珠玉のセリフのオンパレード、メモを取っていなかったのが惜しい。それでも記憶…

自然は過酷だ

4月に訪問した山梨県の山奥の自然観察園。 ビジターセンターでは、センター近くにかけた巣箱でのシジュウカラのつがいの生活が小屋の中に仕掛けたビデオカメラを通じて観察できるようになっていた。巣の中にはいくつかの卵があり、出入りするつがいのシジュ…

日本死の臨床研究会

今日高崎で開かれた「日本死の臨床研究会関東支部研究会」のテーマは、「子供の死、大人の死」。 いつもこの会に参加して、ターミナルケアに取り組んでいる方々の熱意に頭が下がるとともに、現場が抱える悩みの深さにおののく。 死期が近い子供たちが「家族…

人生の目覚まし時計が鳴ったとき

先日、胃がん闘病の末25歳で亡くなった山下弘子さんの手記。いわゆる、苦しい苦しい治療を戦う「闘病記」ではない。余命宣告された若い女性の日常の生活と心模様が淡々と描かれているが、正直、今の自分の半分しか生きることができなかった彼女に、こんなに…

親愛なる子供たちへ

ずっと更新を怠っていました。すみません。読書日記から。今日読書していて(大津秀一「傾聴力」)、久しぶりにこの詩に出会ったが、改めて読んでみると歌にして聞いたとき以上に詩が心に染みたので。介護というのは、自分が子供の時に親がしてくれたことと…