異動の内示

外郭団体に出向の内示をもらった。初めて退職願を書き、捺印した。首になるような複雑な気分。

これまで手がけてきた仕事をこのまま完成させたい、という気持ちと、重圧からこれで解放される、という安堵感が交錯する。

夜には有楽町で課員一同、送別会をやってくれた。花束を贈呈されて、感慨にふける。2次会では同僚と、ガード下でホッピーをあおりながら政策談義。

我々の重要な仕事の一つである講義、講演のあり方について。私自身は、「とにかく説明した。理解されたかどうかは知らない」といったアリバイ作り的な仕事の仕方はしてこなかったつもり、むしろそんな仕事の仕方を憎んでさえ来た。50人相手に1時間話すのであれば、それだけ聞く価値のある話にしなければ合計50時間分の時間泥棒である。ただ、本当に自分が伝えたい事がきちんと伝わったかどうかは別問題だ。往々にしてそれが独りよがりな自己満足だったりする。

それぞれの担当者が我流でやっている講演や説明について、説明資料を共有し、それを相互に改良して互いに磨き上げていくような工夫が必要だね、というのがとりあえず今日の結論だ。