朝の坐禅

 昨晩1時ごろ就寝したのに関わらず朝5時前にすくっと起きられたので、半年ぶりに近くのお寺の早朝坐禅会に。今日はすごい人数!最初お坊さんが坐禅の作法を説明するのに時間がかかった。

 鳥の声や風の音が心地よい。いつもは眠くなることもあるのだが、今日はすっきり。

 ただ、隣にいた作務衣姿のベテランのおじさんがいけない。ずっと舟をこぎっぱなし。私まで気になってなかなか集中できなかった。新人さんがしゃきっと頑張っているのに、ベテランなのに舟こぐなよ、と叫びたくなるが我慢。このおじさん、巡回のお坊さんに警策(あの、「喝」の棒で打たれること)を入れてもらっていたが、その後も舟こぎはなおらず、東京湾横断モード。今日のお坊さんも優しい人で何も言わず(コワイお坊さんの日に当ると、「動くな!」と怒鳴られるのだが)

 まあ、人のことなどどうでもいいか。

 久しぶりに読経もして気分はさわやか。私は無宗教の人間だが、広いお堂の中で大きな声を出して読むのは心地よい。特に、「衆生本来仏なり」で始まる「白隠禅師坐禅和讃」を読んでいると心が和む。これは、「人間って最初から仏なのだから、ありのままでいいんだよ」という人間賛歌だそうだ。