夕暮れ時に

今日、やっと日本から送った荷物が全部届いた。これで冬物衣料もそろい、寒い通勤から解放される。各種食料品も届き、これでそうめん、味噌汁も食べられるし、食卓も豊富になるだろう・・・・

午後９時半。夕食後に台所の窓にもたれ、暮れていく夕日を眺める。まだアパート隣のバスケットコートからは、子供たちの遊ぶ声がする。今頃日本は午前２時半。日本の友人、親兄弟、同僚のほとんどは夢の中だろう。

この瞬間、世界中のどこかで夜が明け、あるいは日が沈み、また夜の帳の真っただ中にある、と思うと不思議な気がした。２４時間、地球はまわっているのだ、という当たり前の事実がとても新鮮に感じる。

今日は日本から届いたばかりの歴史の本を読んで寝よう。

明日私が職場に出勤する朝９時は、日本時間の午後２時。私のパソコンには東京で午前中に打たれたメールがどっさり届いているだろう。