マイナス23℃

先日の日記で暖冬のモスクワを嘆いたばかりだが、今15日午前2時のモスクワはマイナス23℃。本格的な冬の到来だ。

昨夜、あまりに寒いので車で帰宅しようとタクシーを呼んだが、大渋滞、信号が20分も変わらず、ブーイングのクラクションの洪水の中、いつもは車で10分の道を1時間かけて帰ってきた。タクシー代もいつもの倍。

昔はこんな寒さの中ではロシア車は動かなくなってしまうので、車で外出を控える人が多くて車はかなり減ったものだが、外車が幅を利かす昨今、私のように考える人が多くてかえって渋滞するようだ。

タクシーの後部座席に座っていると、足元が冷え冷えとしてきて、ヒーターのある助手席に座らなかったことを後悔した。

個人的にはマイナス15度くらいが最も快適で好きだ。ぬかるみも塵もカチカチに凍ってしまい、道路はすっきり。空気もすっきり。歩道もかえって滑らない。ただ、マイナス20℃だった今朝は、地下鉄まで歩く道のりがずいぶん遠く感じた。アイポットのバッテリーもすぐにイカれてしまった。

マイナス25℃を越えると、息子の日本人学校は臨時休校になるので明日朝は注意だな。