静かな平日

いつもは午前中にバンバン舞い込む東京からのメールや電話。今日は音沙汰なし。

変だな、と考えて思い出した。今日は祝日だ。

こんなときに、とばかり、溜まった書類に一気に目を通そうとするが、いかんせん英語の書類はすぐに疲れてしまい、なかなか集中力が続かない。

夕方、日本からの出張者を連れてロシアの研究所との打ち合わせに出ていた部下が会社に戻ってきたが、思うように運ばなかったようでがっかりしている。二つの研究所、一つは30代の若い副所長、もうひとつは高名な老研究所長が対応したそうだが、一長一短。
しかし今時、限られた時間の研究所紹介なのに、ソ連時代からの輝かしい歴史を長々と説明したとのことで、ちょっとビジネスセンスがずれている。それでもこの研究所、欧米の超優良企業とも取引のある有力研究所なのだが。中々ソ連時代の癖は抜けないようだ。