ホースセラピー

子供たちへの自然体験活動を実施しているNPOの関係者の方に、そのNPOがホースセラピーの手法を使って実施している、いのちの大切さを感じさせるプログラムの話を聞いてすごく感動したのでご紹介したい。

「ネイチャーキッズ北海道プログラム」

自然に親しみながら、子どもたちに命の大切さを感じてもらうプログラムである。2週間の長いプログラムの中核を占めるのは、子供たちと馬
とのふれあいである。

北海道に着いたばかりの子供たちは牧場で馬と対面する。子供たちは馬に触るのは初めてでみんなおそるおそる。

そして体験する馬小屋の掃除。糞尿をさわるのを嫌がり、「くさ〜い!」と手ぬぐいを口に巻いていやいや掃除する子どもたち。

そしてしばらく馬と離れ、川で遊んだり漁村で暮らしたり、地元のお祭りへの参加などの体験をする。

1週間ほどして馬と再会。豊富な自然体験で馬に対する抵抗も薄れた。乗馬の練習をし、乗れるようになったら子供たちは自分の馬に乗り、隊列を組んで北海道の大地を巡るキャンプ旅に出る。馬に乗って1泊2日の旅ができるのは北海道ならでは。

子供たちはすっかり馬に親しみ、懸命に馬の世話をするようになる。夜もキャンプファイアーの中、自分の馬が気になって度々様子を見に行くようになる。

牧場に戻ってきて、この2週間を振り返る。そして馬小屋の掃除。誰も臭いとは言わない。一生懸命に世話をする。この段階では、完全に馬は友達、パートナーになっている。

そして別れ。子供たちは慣れ親しんだ馬に頬ずりして、涙を流して別れを惜しむ。「いのち」を慈しむことを体感する。

うちの息子にも是非この体験をさせてやりたい、と強く思った。

詳細は、教育支援教会のホームページ
http://www.kyoikushien.org/files/20071015180841.pdf