通勤電車で座らないこと

通勤電車で座らないことってこんなにいいとは思わなかったな。

毎日往復2時間立ってるのは疲れる、と思い込んでいたけど、違っていたんだな。思いがけず、前に座っている人が席を立った時は、昔は「ラッキー」と思ったが、今は座りたい誘惑を振り払うのに必死(結局座ってしまうことが何回かあったけど)

朝は電車に乗ったところから仕事のウォーミングアップ。

そして、何よりも帰りの電車に乗ることが楽しみに。

科学者のエッセイを読んで感動したり、詩を味わったり、フランスの山奥のロマネスク教会の古い柱彫刻の写真を眺めたりすることが、こんなに私の生活全体を潤すとは思わなかった。

これまでは、電車の中で座って英会話を聞いていたが、いつの間にか子守唄になってしまってた。往復2時間、無為に居眠りしていた。時にはグリーン料金も払って。本当にもったいなかったな。

思い切って帰りの電車は、思い切り趣味を楽しむ時間にすることを自分に許したら、こんなに毎日が楽しくなるとは。(そのため、読む本は厳選している。間違っても新聞や週刊誌などは読まない。また、帰宅前に駅前のマックでお勉強することにしたので大変は大変だが)

遊ぶ時間を積極的に作ることで、仕事も含めた生活全体がうまく回り出すことに、今更ながら気がついた。

このままうまく続いてくれるといいのだけれど。