気がつくと

気がつくと4月になっていた。
前の日記を書いてから3週間。
震災対策を行う部署に放り込まれ、無我夢中の3週間。
今日は初めての休日だった。

いくら寝ても寝足りない。

地震の翌週は家に帰ったのは2回だけ。
その次の週からは、毎日ではないが何とか家には帰って来られるようになった。

それにしても、終わりの見えない戦い。

阪神大震災は、地震が終わった瞬間から、復興に向けた時計が回り出した。
今回の震災、特に福島原発は、まだどうなるか分からない。

ただ、言えることは、しっかりした専門家の意見を聞いて、事態を正確に理解すること。

心配し過ぎることのリスクの方がはるかに高いことを肝に銘じたい。

放射能が怖くて物資輸送のトラックが現地に入れない、という事態が起きていると聞く。

「過度に被ばくしたのではないか」と心配した妊婦さんが、早まって堕胎しようとしたりしないか、と祈るような気持ちだ。

失われる必要のない命が、これ以上失われることがないように。

どうか落ち着いて、専門家の意見をよく聞いて。


さあ、明日から仕事。

この地震は、多分これからの私の仕事に大きく影響するという意味で、私の人生を変えることになるかもしれない。

先週、仕事の出先にタクシーで向かう際に、「土日も仕事のお陰で英会話学校に出られなくなった」と、思わず同僚に愚痴ってしまった。

後で激しく後悔。

震災で避難されている人たちの苦労にに比べれば・・・・ときっとタクシーの運転手さんは思っただろうな。

とにかく今は一生懸命やるのみだ。