欲しいもの

この頃欲しいものみっつ。

1.アラジンのストーブ
 去年、鎌倉駅近くの古民家カフェで見かけた年代物のアラジンのストーブが何とも気にいってしまった。

 青い焔。

 輻射熱なので、エアコンやファンヒーターのように、直接肌に当たらない。パワーは少し劣るが、その分じんわりした暖かさが優しい。
 
 このストーブを扱っている逗子のお店に電話したところ、10月ごろに早々と、メーカーから今年の冬の在庫はない、と言われた、とのこと。

 「震災以降、人気商品になりました。今、来年の予約を受け付けているところです。お届けできるのは、夏ごろになりますかねえ」

電話の向こうから、いかにも商売上手で人の良さそうな女主人の、気の毒そうな声が聞こえてきた。

うーん。夏にストーブは要らないし、でも来冬には欲しいし、どうするかなあ。


2.ファンエイクの絵


ヤン・ファン・エイクの「アルノルフィニ夫妻の肖像」が大好きだ。

昨年、ロンドンのナショナルギャラリーで見かけ、すっかりハマってしまった。

ベルギーのブリュージュのアルノルフィニ夫妻の婚礼を描いたもの。

特に、左の窓から差し込んでいるひんやりとした光が好きだ。

冬の光か、曇り空なのか。

そして、真鍮製だろうか、シャンデリアのこれまたひんやりした趣き。

約600年も前、こんな素晴らしい絵が描かれたとは奇跡のようだ。

でもネット検索すると、複製画でもン万円もする。
ポスターを額装すると5000円程度だがポスターではねえ。

妻に言うと、「あんな辛気臭い絵、どこがいいの?おじさんのカオも怖いし」と一刀両断。

何でこの絵の良さが分からないかねえ。



3.ステンドグラスのランプ

先日の山中湖のペンションで見かけて、すっかり魅せられた。

夜の闇の中で、ふわっとそこだけが明るく、優しい空間が見事に作られている。

骨董屋やランプ屋を見かけるたびに飛び込んで探しているが、まだ見つからない。

上2つと違って、これは時間をかけてじっくり探してみよう。