18年ぶりの再会

チェルノブイリ関係国の研究者たちを招いたシンポジウムに参加した。

ロシアでともに仕事をした人たちに多く出会えたのは嬉しかったが、ロシアの海洋学者のN博士と偶然18年ぶりに再会。思わず抱擁した。

思えば1994年春、日本海において約1か月、ロシアの気象観測船で彼と海上生活を共にした。航海の目的は日本海にロシアが投棄した放射性廃棄物の調査のためだった。

ロシアの国立研究所は停年がないのでこういうことがあるのだな、と思いつつ、日本の原発事故が私たちを再び引き合わせたのだと思うと複雑な心境だ。

まさか日本がこんなに海に放射性物質を流すことになるとは・・・・