釧路湿原
翌朝は5時に起きてカヌーツアーに。
朝霧にけむる川面に、車からカヌーを静かに下ろす。あたりを支配しているのは、静けさだ。時折、鳥の声がする。ガサガサっという音がして、川岸の見えないところでエゾシカが動いている気配。
カワセミ、アオサギ、そしてイソシギといろいろな鳥が顔を見せる。
流れの穏やかな入江に入って少しティータイム。とおもったら傍らの川岸に鳥の足跡が。大きい。
「ああ、これはタンチョウです」ガイドさんがこともなげにいう。
「ついさっきまでここにいたのでしょうね。」
しかし本当に静かだ。ときおり、倒木がある。川の表情は毎日変わっていると言う。
釧路湿原がずっとこのままの姿でいることを望むばかりだ。
写真上から