11月26日〜12月2日

忙しくてほとんど日記が書けない状態に陥っている。11月は1回だけしか書けなかった。せめてこの貴重な札幌の日々を何とか記録に残したい、ということで、少し備忘録的になってしまうが、試みとして、日々の出来事を一週間まとめてアップすることにした。いつまで続くか分からないが、とりあえずトライしてみたい。うまくいけば毎週更新、となるかも。


11月26日 月
朝、灯油配達があり、重い18リットルポリタンクを住んでいるアパート4階に上げる。
午前は学内横断の会議、午後も部局の会議、夕方も打ち合わせ、と終日会議が続く。


11月27日 火
終日、研究室にこもって仕事。夕方6時から打ち合わせで大学本部に顔を出し、また研究室に舞い戻って12時まで仕事


11月28日 水
午前中は私が司会する学内の会議。12時半に終わったらすぐに札幌駅。2時過ぎのスカイマーク便で羽田へ。この頃飛行機はいつもスカイマークだ。マイレージはたまらないが、安くて、直前まで変更可能、払い戻しも安いので予定がガタガタ動く私にとっては打って付け。予算も節約できる。JAL/ANAのノーマル片道運賃で、往復してしかもお釣りがくる。夕方からお茶の水女子大学で講義。終わったあと、受講生たちと食事に行く。よその大学での講義も刺激があって良い。


11月29日 木
終日、霞ヶ関周辺で打ち合わせを繰り返す。夜まで打ち合わせ。終わったあとは東京駅近くのガード下で、元の職場の先輩たちと飲み会。話はすぐに20年くらいさかのぼってしまう。年をとったなあ、と思う。


11月30日 金
朝5時半に起き、8時過ぎの羽田発のスカイマーク便で札幌に戻る。札幌駅前のラーメン屋で少し早い昼飯を、と思って入ると顔見知りの教授とバッタリ出会う。午後から研究室で来週の会議の準備やら、再来週からの海外出張の準備に夜中まで明け暮れる。
夜は11時からオンライン英会話をお試しでチャレンジした。自分の英語力のあまりの凋落にがっくりくる。


12月1日 土
沖縄戦の女子学徒隊では、ひめゆり部隊のように多くの犠牲が出たことで知られているが、今日、札幌の映画館「蠍座」で観たのは、25名の学徒隊のうち戦死者が3名にとどまったふじ学徒隊についてのドキュメンタリー映画。その理由は統率していた小池軍医にある。軍医は辛い目に合わせたことを学生たちに詫び、「米軍は君たちを殺さない。絶対に生き残れ」と訓示して部隊の女学生を逃がしたあと、自決した。学生たちは、なぜ自分たちに青酸カリをくれないのか、恨めしく思ったという。「アンタたちが死んでも自分だけは絶対生き残ってやるから」、と周りに宣言して最初に出て行った学生が戦死。生と死の運命を分けるのは本当に何なのだろうか。今年の映文連アワードで文部科学大臣賞を獲得した映画。
http://fujigakutotai.com/about/

ところで、この日は快晴だったので、洗濯物を陽のあたる窓辺に干し、午後から出かけた。映画を見たあと、懸案だった雪の日用の深めの靴を購入。靴をいったん自宅に置いて久々のスポーツジムに。汗を流し、サウナにも入り、熱い風呂に入って2時間半後に外に出ると、吹雪! 既に10センチくらい積もっている。靴下を雪に濡らしながら帰宅し、玄関開けたらさっき買ったばかりの雪靴が。こういうのを間が悪いと言うのか。


12月2日 日
午前中はオンライン英会話のお試しレッスン2回目。フィリピン人女性の講師との会話も弾み、うまくいった。自宅にいながら、毎日、早朝、深夜でもできるし、安いし毎日とにかく英語をしゃべる機会になる。

自宅で書類に目を通していたがなかなかはかどらず、読むべき書類をリュックに詰め込み、昨日買ったばかりの雪靴を履いてバスに飛び乗って小樽に来てしまった。商店街の中華料理や、「桂苑」であんかけ焼きそばを食べる。なかなか美味しい。そのままガイドブックを見ながら、「むらい鮮魚店」を目指すが、なかなか見つからない。30分歩いてやっと見つけた、ガイドブックの地図が間違っていたのだ。「鮮魚店」というが、実はカフェ。http://tabelog.com/hokkaido/A0106/A010601/1031471/ 
美大出身というオーナーと美術の話や小樽の話で盛り上がる。盛り上がるのはいいが、書類読みはなかなか捗らない。別のお馴染みさんが来店したところで会話が途切れ、そのあとは1時間ばかり、仕事に集中できた。
だが少し眠くなってきた。場所を移すべき時期だ。そこを辞して次のカフェに向かう。オーナーがわざわざ店の外まで見送ってくれる。恐縮。

今度は花園の純喫茶コロンビア。これはすごいまさに昭和の喫茶。広々とした店内はレトロな感じ。天井にはすごい証明。だけど落ち着く。http://wakimichi2sorete.blog90.fc2.com/blog-entry-215.html
これは仕事が捗りそうだ、と思いながらメニューを見ると美味しそうなものが並んでいる。ついついオムライスを頼んでしまった! まだ4時なのに。仕事しに来たんじゃないのか、というもうひとりの自分の声を振り払う。
予想に反して食後の仕事は捗り、3時間も長居した。店を出て、札幌行のバスに乗ろうとしたが、タッチの差でバスは発車。どうするか、と思いながら歩いていると、「柳助」の看板が。確か、カレイの唐揚げが美味しいお店。のれんをくぐると私だけ。梅酒とカレイを注文。出てきたカレイは巨大だったが、骨まで全部食べられた。店の奥さんに褒められたが、一日中脂っこいものばかり。だいぶ太るな。