4月15日〜21日 心揺れる日々に決着をつけて

週末までにある書類をまとめ上げるべく、週の前半は睡眠3時間程度。とにかく疲れる。加えて、今の仕事に加え、倍くらいに仕事が増えそうな気配。

「ゆとりある生活」には程遠い生活になりそうだが、気持ちは「やったるで」。でも「やれるやろか」という気持ちがないわけではない。

これまでこうしていくつもの修羅場(というと大げさだが、多くの企業、公務員、研究者と同様、先の原発事故は私にとって間違いなく修羅場だった)を越えてきたわけで、「神が良かれと思って私に与えたもう試練」と考え、乗り越えていくしかない、と腹をくくろうと思う。

というわけで、またしても週末は慌ただしく小樽。こうなったら、もう病気、というか中毒だ。1週間、小樽の空気に触れないと、禁断症状のようなものを感じるうようになってしまった。

札幌から列車に飛び乗り、40分。小樽の駅頭に立つと、海の香りと、小樽のもつ、歴史の匂いのようなものを感じる。

商店街。これも大好き。

今日も「おたるぴざはうす」でピザランチを食す。古い長屋の一角をきしぎしと階段を軋ませながら二階に上がるとそこはイタリアの迷宮。多くの雰囲気のある絵に囲まれ、ランプが灯り、パバロッティーのオペラソングが響いている。若い頃、イタリアで修行した親爺の味は本格的だ。

そこからぶらぶら坂を上がると東雲町。遠くに海が見える。この辺のアパートに住めたらいいな、と夢想しながら歩く。

堺町のオルゴール館の角を曲って堺町通り。北一硝子三号館の喫茶室に初めて入ってみた。薄暗すぎて本は読めない。そのかわり、闇の中を照らしているガス灯のぼんやり眺める。火というのは本当不思議だが、無心になるか、心は遠い昔に還る気がする。

来週から連休前の繁忙期。

心をしっかり持って仕事と生活に臨もう。