5月20日〜26日 石狩湾の夕景に心洗われる

相変わらず忙しい一週間だった。土曜日も朝から仕事して午前2時まで働き、帰宅したとたん爆睡。
それでも翌日曜日は9時には起床、快晴の大学構内を散歩した。
理学部の前は美しいツツジが満開だった。

そのまま行ったことのない獣医学部の入り口まで足を運ぶと、牛がのんびり遊んでいた。
いい風景だなあ。こんな場所があったのか。

さて、学内の北側を一通り散歩して小樽行のバスが走る通りに出てバス停を目指したが、バス停まであと100
メートルというところで、バスが通り過ぎていった。しまった。出遅れたか・・・

次のバスは30分後。待つのが嫌いな私としてはじっとしていられない。

反対側に札幌駅行のバスが来たのでさっさとそれに乗り、列車で小樽を目指す。

途中で気が変わり、小樽築港で下車、バスで望洋台を目指す。初めての場所だ。

その名のとおり、遠くに海を望む絶景の住宅街の中に、私が目指したレストラン「四季」はあった。

ハンバーグとエビフライのランチをオーダーして、外を眺める。

遠くに海が見える。そして、様々に咲く花や、まだ少し早い新緑の緑。

春だなあ、と思わずつぶやく。冬のあいだに途絶えていた生命の輝きを感じる。

バスで南小樽まで行き、そこの喫茶店「はち」で、パソコンとにらめっこしながら2時間。

そこでひと仕事を終えた。あとはゆっくり休日の小旅行を楽しめる。

南小樽から函館本線銭函に。海岸線を散歩したいと思って下車したが、大して綺麗ではない。

がっかりして札幌に帰ろうかと思ったが、欲が出て一駅先の朝里駅まで舞い戻り、海岸を歩く。

夕方の線路沿いの海辺。ひっきりなしに電車が通るので、カメラを構える。

電車の何人もの乗客と目が合う。

夕闇に照らされる線路。

駅前の食堂で、つぶ貝を食べる。本当に美味しい。

店のおばあさんによると、ここで36年商売しているとか。

「また来てくださいね」と暖かく送り出される。多年の駅の維持管理に感謝、というJRの表彰状が飾ってあった。

朝里駅は無人駅。このおばあさんが管理しているのか。駅のトイレを使ったが、無人駅にしては実に清潔だった。

結局小樽駅まで戻ってしまう。

商店街の中華料理屋であんかけ焼きそばを食べて再び車中の人に。

真っ赤になった夕陽が、積丹半島の向こうに落ちていくところだった。