寒い冬はオロオロ歩き
鉄道で地べたを這って14時間かけて札幌に戻ったが、すぐに東京出張。今年の東京の冬は寒いと言われても、やはり暖かい。札幌は、朝がマイナス10度近く下がる日もあり、日中もずっと氷点下。
3日前、16日間連続で氷点下をだった記録はようやく止まったと思ったら、道路表面の氷が融けてツルツル。けが人続出。
一方、融けだした水であちこちに水溜りができて、昨日はバス停でバスを待っていたら勢いよく通り過ぎた車に思い切り泥を引っ掛けられた。
お気に入りの「おたるぴざはうす」を訪ねると、いつもの道が雪に遮られて進めない。仕方なく回り道してたどり着くと、大雪の中に埋もれるように営業していた。今はなきパバロッティーのオペラソングを聴きながら食べるピザランチは最高だったが・・・
近所のおじさんを見ていると、朝、昼、夕方とずっと雪かきしている。この仕事、毎日やってもプラスの富を生むわけではない。これでやっと生活レベルがマイナスからゼロに戻るだけなのだ。
毎日毎日、延々こんな仕事をしなければならない北海道の人たちの辛抱強さには本当に頭が下がる。
私などは関西人だが雪が降った日は授業を休みにして雪合戦だった。
自宅のある湘南も、積雪など一年に一度あるかないか。
雪のない地方の人たちは、そのことだけでも恵まれているのだ、ということを知らねばならないだろう。