灯台もと暗しだった小坪

札幌から鎌倉に戻りあっと言う間に2カ月が過ぎようとしている。段ボール退治もようやく先週の3連休で方が付き、週末に少し余裕がでできた。

前から気になっていた小坪のカフェにバスに乗って足を運んだ。

お目当ての「南町テラス」は、小坪海岸からくねくねした路地裏を登って5分、朝から大汗をかきながらたどりついた。まず驚いたのは、小坪はミニ尾道だ、ということ。大好きな尾道の雰囲気に雰囲気とすごく似ている。入り組んだ路地の感じ、猫たち、せり出す林の感じ。

これこそ「灯台もと暗し」。いつまでも路地裏探検をしていたい誘惑に駆られた。

でもまずはカフェだ。

ここは築40年の民家を、建築家で、大学にもお勤めの建築家さんが修理し、週末だけ、自ら店頭にたってカフェに開放してくださっていると聞いた。眼下には広々した海と、逗子マリーナの瀟洒な建物。

海に向かい合うテラス席で、おいしいピザと、太陽の香りがするレモン果汁がたっぷり入ったレモンスカッシュをいただく。海からの風が快い。自宅から30分のところにこんな場所があったとは。

「夏だなあ」。思わずつぶやいてみる。
「南町テラス」は来週から夏休みだそう。そうであれば、秋風が吹くころにまた来てみたい。

テラスを辞した後、海鮮ランチで有名な「ゆうき食堂」へ。まだ12時前なのにもう行列している。

刺身2点盛り定食で、私が選んだのはかつおと生シラス。特に生シラスは何年振りだろうか。

折角今週1キロ強ダイエットしたがこの週末で元のもくあみだ。