ウクライナの旅

チェルノブイリにて

チェルノブイリ原発、原発労働者のまちだったプリピャチを訪問した。 いろいろと考えさせられた。 住民全員が避難して、廃墟になってしまったプリピャチ市。 原発事故の4日後にオープン予定だった観覧車が、一回も営業運転しないまま、朽ちていた。 ここだ…

ヤルタもろもろ

写真上は、「ツバメの巣」。 百年ほど前にドイツの富豪が建てた屋敷。ヤルタ名物でガイドブックには必ず登場するが、我がガイドさんは、「遠くからみるだけで十分」ということで。中は高級イタリアレストランらしい。それにしても、こんなところに建物を建て…

セバストーポリ

ヤルタから車で二時間。セバストーポリはソ連時代からの重要な軍港。クリミア戦争の戦地をジオラマでリアルに経験できる博物館などいろいろ施設も訪問したが、一番印象に残ったのは、ソ連時代の潜水艦秘密工場。 ナチスドイツが必死に探しまわったが、見つけ…

アイ・ペトリ山

リバディア宮殿を見た後、ちょっと天気が下り坂に。 どこに行こうか、とガイドさんと話した時、勧められたのが「アイペトリ山」に登ること。 「ロープウェーで頂上に登ると、景色がとてもいいのよ、それに頂上でタタール料理のお昼ご飯なんてどう?」 いいな…

リバディア宮殿

バフチサライのハーンの宮殿から車で十分。絶壁にへばりつくように建っているウスペンスキー寺院は、これまた神聖な雰囲気たっぷりな場所だったが、ちょうどミサの真っ最中で多くの信者さんが出入りしていて、静かに寺院を見学することはできないった。もち…

バフチサライ

今年5月のある日の午後。 モスクワ発のアエロフロート航空で降り立ったウクライナ、クリミア半島のシンフェローポリ空港は快晴だった。 モスクワで手配していたタクシー運転手と落ち合い、ヤルタに向かう。 これがモスクワ駐在中、たぶん最後の旅行になるだ…

ウクライナ・民族建築、生活博物館

ぺチョーラ修道院を出て路線バスでホテルに向かう。1人30円くらいで大変に安い。 美術館のカフェで一服し、市内散歩。古い寺院がそこかしこにあり、ドニエプル川の眺めを見ながら歩く。 アンドレイ寺院脇のアンドレイ坂は、両側に土産物屋が並び冷やかして…

ぺチョーラ修道院

キエフ駅2階のとてつもなくでかいレストランで朝食を取る。インフルエンザが大流行しているせいで、店の人は皆マスクをしている。 食後、駅前でタクシーを物色しようと歩いて行くと、駅を出る前に「タクシー」と声がかかった。 交渉成立。まずホテル、そし…

キエフ行き001列車

先週金曜日のモスクワはこの冬初めての本格的な雪だった。町には除雪車が繰り出し、スパイクタイヤの音がこだまする。 仕事を終えて帰宅。夜10時過ぎ、タクシーでキエフ駅に。雪は少し小やみになっていた。 23時23分発。ウクライナ・キエフ行き001…