流星落下伝説のある街、美星

昨年末に訪れた岡山県井原市美星町。星の美しい街で知られ、美星天文台で10時の閉館まで様々な星々を堪能した。天文台の隣にはスペースガードセンターがあり、人工衛星に障害を起こす宇宙デブリや、地球軌道に入り込む小惑星を365日監視している。

ところで、美星町に来て偶然知った、この地に伝わる流星落下伝説。800年前の鎌倉時代、流れ星が3つに分かれて落下。3つの落下地点はそれぞれ神社になり、その一つが星尾神社。近くには「星尾大明神降神の地」の碑があり、字名は黒田という。星が落ちて来た時田んぼが真っ黒に焼けたから、と言う。まるで、今大人気の映画、「君の名は」を彷彿とさせる伝説なのだが、映画の聖地巡りに便乗して町おこしを、という気は地元ではさらさらないらしく、レンタカーで星尾神社を発見するまで行ったり来たり、1時間を要した。もったいない気がする。