日記

自分の命は自分で守る

大震災発生時に学校にいた子供たちが1人も津波で命を落とさなかった「釜石の奇跡」の実現の立役者である群馬大学の片田敏孝教授の講演会に参加した。「津波14メートル」の衝撃の予測が発表がされたばかりの鎌倉で、集まった多くの市民が、1時間半の予定を…

 お花見

先週の土曜日、お世話になっている会社の同僚を我が家にご招待し、お花見会を催した。が、あいにく、寒い日が続いて自宅近くの桜は三分咲き・・・それでも私の得意料理のたこ焼き(konjyou ball)をサカナに、会話の方は大いに盛り上がり、楽しかった。焼いた…

一年過ぎて

この1カ月は休日も仕事に追われていた。一昨日、朝の出勤途中、ウグイスの声を初めて聞いた。 去年よりかなり遅いが、やっと春の到来か。震災から1年。 「その瞬間」には、鎌倉ではいくつかのお寺で、慰霊の鐘が鳴り響いた。黙祷を捧げた。昨年の今頃はど…

早起き

半年ぶりに北鎌倉の円覚寺で早朝坐禅。朝5時に家を出て寺に向かっているときに、今日の坐禅会は5時半でなく6時開始であることを思い出した。もう少し寝られたのになあ、と思いつつそのまま寺に到着し、仏殿の前のベンチに腰掛けた。あたりは樹齢数百年の…

ALSという病気

午前中に放映された「生きることを選んで」という番組はいろいろ考えさせられた。 http://www.minkyo.or.jp/01/2012/01/002625.html山陰のテレビ局の報道スタッフだった谷田氏が突然次第に体中の筋肉が衰える難病(ALS)に罹患する。その闘病の日々と他の患…

18年ぶりの再会

チェルノブイリ関係国の研究者たちを招いたシンポジウムに参加した。ロシアでともに仕事をした人たちに多く出会えたのは嬉しかったが、ロシアの海洋学者のN博士と偶然18年ぶりに再会。思わず抱擁した。思えば1994年春、日本海において約1か月、ロシアの…

ガマの写真展を観に行く

最近は週末必ず休日出勤、な毎日(今日も)であるが、昨日はその合間を縫って相模原のギャラリーに江成常夫氏の写真展「GAMA〜霊魂が宿る聖地」に行ってきた。毎日新聞の案内記事を片手に電車に揺られること一時間、相模原の駅に着いて道順を聞こうとギャ…

30年前に戻る

高校の学年同窓会が開かれることになって、飛行機で大阪を往復してきた。私の学年は4年毎、オリンピック開催年に学年全体の同窓会を開く決まり。私は前回同窓会には出られなかったので、8年ぶりの出席になる。年末年始に帰省したばかりで、東京から大阪ま…

一年の計は・・・・

ということで、考えたこと。 昨年いろいろあって痛切に感じるのは、「健康に暮らす」ということが一番大切、ということ、そして、「やっぱり健康に長生きするのが一番お得!」ということだ。 そこで、「今年が人生の折り返し」プロジェクトを今週から始動す…

1年が終わる

震災や原発事故のあった今年は、いつもの年の瀬とは違う気がする。何か重苦しい。いろいろやり残したなあ、という思い。将来に対する不安。本当にこのままでよいのか。これまでの仕事の遅れを取り戻すため30日まで出勤。仮設住宅や、全国に散らばって避難…

鎌倉の夕暮れ

鎌倉の自室で読書に没頭して、ふと気がつくと、すばらしい夕焼けだった。新緑の時期の山のみずみずしい美しさ、ひぐらしが涼しげに啼く夏の朝、紅葉の時期の午後など、季節それぞれに鎌倉は素晴らしいが初冬の今は夕暮れ時がひときわ美しい。太陽がとっぷり…

欲しいもの

この頃欲しいものみっつ。1.アラジンのストーブ 去年、鎌倉駅近くの古民家カフェで見かけた年代物のアラジンのストーブが何とも気にいってしまった。 青い焔。 輻射熱なので、エアコンやファンヒーターのように、直接肌に当たらない。パワーは少し劣るが、…

再び「Never let me go(わたしを離さないで)」をみる

持ち帰り仕事がテンコ盛りの筈なのに、今日は朝から映画を観てしまった。4月23日の日記に書いた「わたしを離さないで」。イシグロカズオの原作もそして映画も本当に素晴らしかったから、もう一度見たいと思い、英文の原書とDVDを購入した。原書は早々…

何とかしなければ・・・

毎月一回、必ずお寺で坐禅する習慣が崩れてしまってから、どのくらい経つだろうか。今日は久しぶりに円覚寺で座ってきた。早朝坐禅会に参加するためには朝5時に自宅を出る必要があり、疲労蓄積がひどい最近はとても無理。ということで、今日は午後の坐禅会…

バッハを聴きに行く

最近バッハにすっかりハマっている。 風呂に入りながらブランデンブルク協奏曲。 寝室でG線上のアリア。 そして休日は朝からトッカータとフーガ。 家族は辟易しているが止められない。 そんなわけで、昨日の新聞で偶然、今日の午後みなとみらいでバッハのバ…

多忙な9月

今日はお台場で開催された教育関係のイベントに参加。ついでに、私の仕事の関係で1時間、講演もさせていただいた。ところが、何と、講演の途中に花粉症を発症。くしゃみと鼻水が止まらないで参った。 後日、動画に編集されるそうだが、くしゃみの部分はカッ…

海に行く

土曜日は出勤し、たまった仕事を片付けた。 そして日曜日、朝から家族でホームセンターに出かけ、家庭菜園の道具を揃えた。午後、自室で仕事の書類に目を通し、ふと目を上げると、まさに夏の空。こんな空を見ると、渇きのようなものを覚える。高校時代、カッ…

久々の充実の日曜日

土曜日、寝たのは午前1時過ぎだったのに、朝5時にはすくっと目が覚めた。こういう気持ちのよい朝は坐禅に限る。朝もやのなかを自転車をこぎ出し、亀が谷の切り通しへ。心臓破りのこの坂ではさすがに自転車はこげないので、押して歩く。峠を越えたら、あと…

 終電一本前

祝! 今週は全部電車で帰宅できた。久しぶりの金曜日の横須賀線の終電一本前。大船を過ぎると、ほぼ全員着席状態となる。 向かいのおじさんは、隣の若いサラリーマンに何回もしなだれかかり、そのたびにひじ鉄を食らわされているが、動じる気配がない。おお…

ホタル

今月は毎週末、ホタルを観に行った。と言っても遠出ではない。自宅から妻と20分くらいてくてく歩いて行くと、鎌倉のほたるスポット。近所のお店の人に教えてもらったスポットだ。昨日日曜日も出かけたが大分数が減ってきた。2週間前が盛りだったな。それ…

同窓会

昨日は、高校の時のクラブの同窓会だった。大阪の高校だったので東京在住者だけの集まりだが、ずっと楽しみだった。用事があって少し遅れて秋葉原の会場に着くと、見知らぬ中年男性がこっちを見て手を振っている。なんでこのオッサン、オレに手を振っている…

鎌倉の愉しみ

陽がとっぷりと暮れようとするとき、自宅2階の窓から、源氏山や鶴岡八幡宮の森を眺めているのが好きだ。晴れていれば空の色がどんどん変化していくし、今日のように雨がふっている日も悪くない。ねぐらに帰る鳥の声が時折聞こえるなか、山並みと空の境界線…

二つの幸運

今夜は二つの良いことがあった。1つは、終電だが、電車で帰宅できたこと!2つ目は、自宅へ徒歩で帰る途中の川べりでホタルに出会えたこと!夜中1時の宵っ張りのホタル君。ありがとう。元気が出たよ。

やっと普通の週末

今週末は、2日とも休めた週末だった。震災以来、三カ月目にして念願の完全週末。急遽、思い立って家族と箱根に出かけ、一泊した。一か月遅れのゴールデンウィークのつもり。露天風呂に浸かり、夜空を見上げていると何もかもが夢のように思えた。宿の卓球台…

伝わらない思い

震災復興対策に取り組んで2ヶ月半。 命を擦り減らすような日々だったが、成果はいかに。原子力問題に関しては、現地の方々の不安解消が最も重要だが、これに関しては政府の対応はとても及第点がとれる状況ではないだろう。それにしても、いったいこの国は何…

本当に少しずつ

今週の週末も一日だけはフルに休日を楽しむことができた。ゆっくりと平常が戻ってきているようで嬉しい。しかし、現地はまだまだ復興には遠い。上司が今日、我々を叱咤激励するのに「今、我々は歴史の中にいると思え」と言っていた。まさにそう思う。それに…

少しずつ

この週末。土曜日は完全に休暇、そして日曜日の今日は日中9時から5時までの勤務で帰宅できた。昨日はまず、3カ月ぶりに円覚寺での坐禅会にも参加(途中で眠くてたまらなくなり、お坊さんに「喝」を入れてもらった)、そして、散髪にも行き(チョイ悪風のじい…

オペレーションルーム小話

明日は休日となった。ゴールデンウィーク中で2日目、そして最後の休日だ。 震災対策本部入りして2か月経った。極限状態の中で様々な体験をしたが、その中でちょっと笑える小話を。 1.るるる 明け方、パソコンで朝一番の会議で使う資料を作成していて、つ…

心に沁みいる映画

今週も2回、職場で朝を迎えた。 記者発表時間前になると、発表をまとめている部隊が殺気立つ。入念な数字チェック。にもかかわらず、新聞各社に配布するコピーが始まってから「差し替え!」との声に印刷室から怒号が飛ぶ。 私の隣のグループは、広報班。新…

気がつくと

気がつくと4月になっていた。 前の日記を書いてから3週間。 震災対策を行う部署に放り込まれ、無我夢中の3週間。 今日は初めての休日だった。いくら寝ても寝足りない。地震の翌週は家に帰ったのは2回だけ。 その次の週からは、毎日ではないが何とか家に…