親の背中

思春期を迎えた息子は生意気盛り。これが反抗期か、と思う。 考えてみれば、私にも反抗期はあった。が、表立って親に示すことはなかったと思う。私が高校生のころ、母は校内暴力の吹き荒れる中学校の管理職。いつもボロボロになりながら、朝早くから夜遅くま…

雲は答えなかった

死の直前まで水俣病訴訟での和解勧告を拒否する会見を指揮するなど、政府の水俣病対策の責任者だった環境庁の山内豊徳企画調整局長。その生い立ちから仕事ぶり、家族との生活、そして1990年12月に自死を選ぶまでを描いたノンフィクション「雲は答えなかった…

死を体験することで生の意味を知る旅

このブログの傾向からわかると思うのですが、実は若いころから死生学、というか、生と死について深く考えることが多く、特にホスピスについて深い関心を持ってきた。横浜市の公民館の講座で、ホスピスのボランティアのために開発されたプログラムがあったの…

今年もあとひと月

本当に月一ペースの日記になりつつある。明日から12月。 今月は学会で名古屋に行っただけで、大人しく鎌倉と東京の往復。本当は昨日と今日の京都の学会に出たかったが子どもの用事で叶わず。その代わり坐禅には2回参加した。何となく気持ちが中途半端であ…

このままでは月一回更新ベース

前回を1か月前に書いて更新しないまま11月。これでは月一回ペース。誰も見に来てくれなくなる恐れがあるので、せめてもう少しペースを増やさなければ。昨夜のNHKのSONGSは中島みゆき特集。「空と君のあいだ」「浅い眠り」そして「地上の星」。地…

そして10月

9月が丸々過ぎてしまったが、いろいろあった。まず船旅。 3連休を利用して大阪に帰ったが、東京から徳島まで船で行った。17時間の航海は本当にリフレッシュした。 特に、洋上から毎夏訪ねる白浜のホテルが見えたこと。 40年ここに通っているが洋上から眺める…

夏が終わる

この日記を書く暇もなく、気が付けば今日で8月も終わり。遂に夏休みを一日も取れないまま、夏が終わっていく。この夏は実にいろいろなことがあった。仕事の引き継ぎを兼ねて私費で週末に北海道入りした時には、飛行機が遅れて新千歳空港から先の交通機関が…

灯台もと暗しだった小坪

札幌から鎌倉に戻りあっと言う間に2カ月が過ぎようとしている。段ボール退治もようやく先週の3連休で方が付き、週末に少し余裕がでできた。前から気になっていた小坪のカフェにバスに乗って足を運んだ。お目当ての「南町テラス」は、小坪海岸からくねくね…

北海道生活に終止符

急な転勤となり、6月3日札幌を発ち、鎌倉に戻った。生活が激変した。転勤が決まってから、南富良野と芦別を訪ねた。特に芦別は「野のなななのか」のロケ地へ。さらに未乗の富良野線と留萌本線に乗った。宿は深川のユースホステルに。舎熊駅から高速バスで雄…

ゴールデンウィークも過ぎて

気が付けば1か月もあいてしまった。月日が飛ぶように流れて行く。五月の4連休は、妻を札幌に呼びよせてドライブ。初日は日高路をひた走り、襟裳岬から黄金道路、そして鹿追のオソウシ温泉へ。翌日は愛国駅、幸福駅と言った旧国鉄広尾線の名所を回りながら、…

サハリン明滅

話しは前後するが、3月末、サハリンに出張した。ロシアに5年駐在した私も、サハリンの地を踏んだのは初めての経験だった。新千歳空港から「オーロラ航空」に揺られてたった1時間でユジノサハリンスク空港に到着する。なーんだ。羽田より近いじゃなか。考え…

新年度

4月に入っても雪が降ったり氷点下になったりしながらも少しずつ雪が少なくなり、雪靴もしまいこんだ。まだ朝晩のストーブは健在だが。新入生たちと彼らを誘うサークルの先輩たちで大学構内も遅くまでにぎわっている。週末、父の誕生日に会わせて大阪の自宅に…

ようやく春の兆し

3週間ぶりの日記。札幌も今日は10℃まで気温が上がり、やっと春めいてきた。と言っても雪解けで道路はべちゃべちゃで歩きにくいことこの上ないが。妻が来道したので、一緒に函館に旅した。五稜郭で戊辰戦争に思いを馳せ、トラピスチヌ修道院で神に生涯を捧げ…

自転車操業に思わず弱音。楽になりたい! そして今日は神のご加護が。

あまりの忙しさにさすがに参った。出張の途中も汽車の中でずっとパソコンを取り出して書類を作っていたら、酔った。振り子列車はこれだから困るよ。仕事を片付けたら次の仕事、そして次、と次から次へと、よくもまあ、仕事というのは湧いて来るものだ。私の…

いろいろなことがあった2週間

仕事をリタイアしたら何がしたいか? という問いに対して、自分としては、自由で、何にも束縛されず、マイペースで読書したり創作活動したりするような日々を夢見ていた。ある時瞑想しながら、同じ問いを自分にぶつけてみた。その時に見えたのは、燃えたぎる…

もう2月

早くも1月が去って行った。あまりに時が流れるのが早くて戸惑ってしまう。鎌倉の自宅ではテレビを買い替えた。これまでの小さなテレビと違って大画面。テレビでYou Tubeを見ることが夢であったがやっと実現した。しかし、学生の頃夢中になっていたレベッカ…

 寒い冬はオロオロ歩き

鉄道で地べたを這って14時間かけて札幌に戻ったが、すぐに東京出張。今年の東京の冬は寒いと言われても、やはり暖かい。札幌は、朝がマイナス10度近く下がる日もあり、日中もずっと氷点下。3日前、16日間連続で氷点下をだった記録はようやく止まったと思った…

雪・雪・雪

1月6日朝、とことんまで鉄道にこだわった私は、東京駅から東北新幹線、青森で夜行寝台急行「はまなす」と乗り継ぎ、朝6時に札幌駅に降り立った。雪・雪・雪。どこまでも雪。山には緑すら多く見えていた鎌倉から札幌に来ると、北国の厳しさを実感する。年末…

もりだくさんの年末年始

27日、てんこ盛りの仕事と忙しく立ち働く同僚たちを振り切って、14時05分発大阪行きのトワイライトエクスプレスの車上の人となった。ホームに駆け込んだのが5分前で、旅情に浸るまもなく発車。シングルツインという個室のB寝台に陣取り、何も考えることなく…

鎌倉、竹原、尾道、そして塩狩峠

週間日記ではなくほとんど月間日誌となってしまった。前の日記から1ヶ月。11月末は鎌倉に帰省、12月第一週の週末は講義もあり、札幌と小樽で過ごした。その次の週は広島。その週、東京に出張していて、金曜日いったん札幌に戻り土曜日に東京経由で広島に飛ぶ…

11月23日まで 小樽、東京、京都、鎌倉、そして小樽

目が回るような忙しさで、日記まで手が回らず、これでは週間日記ではなく月間日記だ。フィンランドの大学の先生方にレクチャーしたと思ったら東京に出向いて会議と講演。札幌へ取って返してロシアから10人の科学者を招いてシンポジウム。その前日はロシアの…

5分間のドラマ

今朝、いつものように大学の中で、構内で運行されているミニバスを待っていた。ふと足元の道路をみると、朝露で濡れる道路を、あろうことか10センチほどのミミズが 道路の中央に向かって進みだしていた。幅5メートルはある道路。ひっきりなしに通る自転車と…

「今でもまだ」〜いじめに悩む美しい君たちへ〜

読書ではなく動画の話。たまに英語リスニングの勉強にTEDを聞くが、今日聞いたのは素晴らしかった。 笑いあり、涙あり、最後には勇気を。後半は涙があふれてきて、字幕が読めなかった。自分の「青さ」に気づくのも悪くない気分だ。でもここまで自分を感動さ…

10月6日〜18日 鎌倉そして小樽

10月10日から14日まで、出張もあり、夜は鎌倉で家族と過ごした。 3連休だったが、土曜日は東大での学会に出席したり、結局終日ゆっくりできたのは13日のみ。それにしても平日は毎日午前様。 住居も職場の敷地内、オフィスまで徒歩15分足らずという近さが、か…

9月29日〜10月5日 小樽から始まった1週間

日曜日は朝から少し華やいだ気分になる、はずだった。なかなか予約が取れない、小樽の丘の上の1日1組限定、お屋敷の離れを利用したコッテージを予約していたのだ。にもかかわらず、仕事が押し寄せてきた。キャンセル代を全額払ってでも当日キャンセルにし…

9月21日〜9月28日 忙中暇あり〜心に残る読書「僕の死に方」「海辺の生と死」

敬老の日の三連休で鎌倉に戻った折、家人が図書館から借りてきた本の中に、金子哲雄「僕の死に方」があり、一気に読んでしまった。疾風のように駆け抜けた41年の氏の人生と、余りにも早い「終活」の様子が綴られている。まだ40歳前後なのに、余命宣告されて…

9月9日〜20日 気がつけば9月も半ば

またしても2週間空けてしまったが、これは先週の連休を鎌倉で過ごしたため。 連休明けに東京での仕事もあり、鎌倉で6泊過ごした。これはもしかしたら札幌に単身赴任して以降、最長かも。散髪、息子の高校の文化祭めぐり、鍼治療といろいろあったが、あとはひ…

8月26日〜9月8日 夏が過ぎてゆく

またしても2週間空いてしまった。気がつけばもう秋。窓を開けて寝ると風邪を引きそうだ。去年と違って、夏が足早に過ぎてゆく。先週の週末は、お盆のホテルお篭り仕事がうまくいったことに味をしめて、もう一度、小樽の朝里川温泉のホテルに篭ってみた。が…

8月9日〜25日

家族が東京に戻ってから、私も休暇をとることにした。平日4日+週末の2日の6連休。だが、たまった仕事を片付けるのはこの連休しかない、しかし休暇をとって出勤するのもばかばかしい、ということで、一計を案じた。札幌郊外の高原のホテルで缶詰になって…

7月22日〜8月9日

なんと、前回の更新から3週間も経ってしまった。これでは週刊日記とは言えない。忙しい、忙しい、というのもだんだんバカバカしくなってきた。 もうこの3週間、何をやってきたかあまり思い出せない。とにかく朝帰り、深夜帰りが多かった。そのくせ、週末小樽…